お魚たんぱく健康だより Webセミナー紹介商品①「枕崎ぶえん鰹」

先日9月11日のWEBセミナーで、岡﨑惠美子先生が「農林水産祭と蒲鉾品評会・全国水産加工品総合品質審査会～近年の受賞財の様子について～」と題して講演されました。
その中で岡﨑先生が紹介されていた「これまでに出会ったちょっと気になる農林水産祭三賞受賞加工品」の中から印象深かった製品を紹介します。

枕崎市漁業協同組合　「枕崎ぶえん鰹」

鹿児島県漁業振興大会第39回水産物品評会　農林水産大臣賞　（2005年）
第45回農林水産祭　内閣総理大臣賞　受賞（2006年）

枕崎ぶえん鰹とは
鹿児島県枕崎市漁協の第三協洋丸が一本釣りで釣り上げたかつおを船上で活き〆・急速凍結した鮮度の良いかつおです。かつお独特の臭いが和らぎ、魚のにがてな女性や小さなお子様にも是非おすすめです。
ちなみに、「ぶえん」とはその昔、冷凍技術がまだ無かった頃、ほとんどの魚が塩をして流通されていました。
ぶえん（無塩がなまった）は、塩をしなくてもよい新鮮な魚の代名詞です。

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岡﨑先生の気になったポイント：ワンフローズンで消費者へ
かつおの一本釣りから、船上での即殺・脱血、急速冷凍、そして加工場での加工・成形、パック詰めに至るまで、一度も解凍されることなく、消費者の手に渡るという、当時としては画期的なサプライチェーンが評価されました。
そして、地域全体の連携によって実現された点も受賞理由の一つと言えます。
※WEBセミナー動画はセミナーページのアーカイブ一覧からご覧いただけます。

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4つの特徴

【身の歯ごたえ】
魚は死ぬ前に悶絶すると、肉質に弾力がなくなる。機械装置で即殺する事により、これが緩和されます。　

【鮮やかな身】
身の色は血中に含まれるヘモグロビンの含有量に関係している。
脱血する事により深い赤色ではなく鮮やかな赤身色をしている。

【血なまぐささが少ない】
ヘモグロビンの中に含まれる鉄分は、酸化される事により、アルデヒト類を生成します。これが、血生臭さの原因となります。
　
【色持ちが良い】
ヘモグロビンが血中に多く残っていると、魚は死後直後からｐＨが酸性側に傾き、酸素を持っているヘモグロビンは酸素を放出し、身色が鮮赤色から紫紅色に変わる脱血することによりヘモグロビン含有量を少なくし変色を抑えます。

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購入場所 :枕崎市漁業協同組合オンラインショップ　魚屋まくぎょ　

次回は、引き続き枕崎市漁業協同組合の「かつおボニートチップス」をご紹介します。

資料提供：枕崎市漁業協同組合