お魚たんぱく健康だより 北海道紋別市にニチモウグループ「㈱ヤマイチ水産」新食品工場が完成
2022.11.16
ニチモウ様からいただいた情報をそのまま掲載しています。
ニチモウグループの㈱ヤマイチ水産は、2022年6月末に冷凍魚肉すり身原料の一次加工処理を行う新食品工場、同年3月には養殖魚、畜産の餌料原料となる魚粉や魚油などを製造する新ミール工場がそれぞれ竣工し、生産を開始しました。
同社は、国産スケソウダラのすり身の生産比率を上げるべく、一次処理のスピードを上げ、鮮度を保持し、選別からフィーレ加工の自動化ラインをもつ本工場を建設しました。さらに、大手量販店から、「安心・安全」を重視する傾向にあり、更なる品質向上を目的として既存のすり身工場と一体で対米HACCP取得に取り組んでいます。
新食品工場では、手作業が中心だったスケソウダラの一次処理を自動化することで加工能力が以前の4倍となり、将来の問題としてあがっている少子高齢化による労働人口減少への対応を行い、「安心・安全」な製品の安定供給を可能としました。
また、本工場建設にあたり、農林水産省の補助事業である「令和3年度6次産業化市場規模拡大対策整備交付金のうち食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備緊急対策事業」を活用し輸出国のニーズへの対応に必要となる施設や機器を整備しました。
続いて、養殖魚、畜産の餌料原料となる魚粉や魚油などを製造する新ミール工場では、自社工場で廃棄物となるすり身の残滓を主原料とし、生産能力も20%程度増強しました。
さらに、北海道紋別市から第1号となる「令和3年度水産加工残滓処理施設特別対策事業」を活用し、臭気制御設備を整え、対策の徹底をはかり、省エネ・エコシステムを導入したことで地域・自然環境にも配慮した施設となっています。
また、同年11月10日に、本工場建設に携わったみなさま方への感謝を込めて落成祝賀会を催し、来賓者の代表として北海道紋別市の宮川市長から「最新の設備導入により、国内外に安心・安全な水産物の安定供給が実現され、加工残滓の再生利用や廃棄物の排出抑制により、環境保全など将来を見据えた経営努力は企業の成長そして地域発展の推進力になるものと期待します」と祝意を頂戴いたしました。
ニチモウグループでは、今後とも労働環境の改善や環境への負荷軽減やすり身のブランド化による地域貢献はもちろんのこと、より高品質なすり身を提供し、練り製品業界に貢献できるよう努めてまいります。
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