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お魚たんぱく健康だより 【見学交流会レポ2】公益財団法人 塩事業センター 海水総合研究所

2025.04.14

3月12日に開催いたしました「見学交流会 in 小田原」には、多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

ここでは、報告書には盛り込みきれなかった事務局スタッフの感想を簡単にご紹介します。
報告書はこちら(リンク先の画像をクリックしていただくと御覧いただけます)


2か所目は、公益財団法人 塩事業センター海水総合研究所です。
スーパーなどでよくみる赤いキャップの「食卓塩」は、こちら塩事業センターの商品です。

JR・小田急小田原駅から車で15分ほどの場所にあり、目の前には相模湾が広がっています。
玄関には塩の結晶でつくられた五重の塔が置かれていました。


最初に会議室で(公財)塩事業センター 理事・海水総合研究所所長 吉川直人様より世界の塩の生産量、精製方法や、研究所の概要を説明いただきました。

塩の世界の生産量は、年間2.4億トン。その65%が岩塩から、34%は天日塩、1%がその他の方法で生産されています。日本のでは、“その他”に分類されるイオン交換膜法で生産され、それは、世界の生産の0.32%だそうです。イオン交換膜法の仕組みや、日本では馴染みのない、地下にある岩塩層の採掘方法や天日塩の塩田からの生産方法をわかりやすく教えていただきました。

その後、3班に分かれて、施設を案内していただきました。(施設は玄関以外撮影禁止のため、写真はございません)
イオン交換膜法などについては、より効率の良い精製方法を目指して研究が進められており、一方で食品と塩に関する、例えば、パスタを茹でるときに塩を入れる効果などの“通説”の検証なども行われていました。

販売されている塩事業センターの商品         世界の岩塩

見学をしながら、参加された会員の皆様からの様々な角度からの質問にも丁寧に回答していただきました。


帰宅し、自分はどんな塩を使っているのかと成分表示をみたところ、”天日塩(メキシコ)”と書いてあり、塩田の風景が頭に浮かびました。
普段使用しているのに、あまり意識しなかった塩について学ぶことができ、参加できたことを嬉しく思いました。

次回の見学交流会は未定ですが、普段見ることのできない施設などを訪問する予定です。ぜひ、皆様ご参加ください。

(公財)塩事業センター 理事・海水総合研究所の皆様、貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。



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