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お魚たんぱく健康だより 2023年春開校!「日本さかな専門学校」

2023.05.21

日本初のお魚の専門学校が2023年度春に開校いたしましたので、ご案内いたします。

なぜ今さかなを学ぶのか?

このままでは2048年には海から食用魚がいなくなる。アメリカの科学雑誌からそんなショッキングな論文が発表されるほど、温暖化や海洋汚染の影響により水産業を取り巻く環境は深刻さを増しています。さらに日本では漁師の高齢化や後継者不足など、漁業の担い手に関する多くの問題も山積しています。これらの問題を解決し、「さかな」という豊かな海の恵みを次世代へ引き継ぐこと、それが今、私たちに課せられた命題なのです。

学びの特徴

  1. 日本初、「さかな」を総合的に学ぶ専門学校です
    「漁業」、「調理と食品学」、「観光・レジャー」、「環境」。この4つの分野を総合した「さかな学」を学ぶ、日本で初めての専門学校です。私たちの生活に欠かすことができない「さかな」。その未来にあるべき姿を見つめ、ヒトとさかながより良いカタチで共生していくには何が必要かを深く考察します。
  2. 常にさかなに寄り添う、実習中心の学校です
    個人用水槽はもちろん、水族館を意識した巨大水槽、本格的な陸上養殖機器など、食用魚と観賞魚の飼育が共に可能な設備で、さかな学をリアルに学びます。調理実習室も備え、“食”の世界も学習。多くを実習時間に充てた授業を通して、水産系大学とは違う“実学 ”としての学びを体感します。
  3. 最適な環境でさかなを学びます
    さかな文化が街に根付いている三浦市三崎エリアが学び舎。校舎の目の前には海が広がり、マグロで有名な三崎漁港や三崎市場もすぐそばです。その他にも、水産工場や研究所、貴重な水生生物が繁殖する森林と河川など、学習スポットは数多く点在。さかなを学ぶのにはまさに最適な環境です。

4つの柱から「さかな」を学ぶ

「さかな」と「人」はさまざまな形で共生しており、そのすべてに教育があります。
業種別に4つの分野に分け、そのすべてを総合的に学ぶことが本校の特長です。

  1. 【漁業】さかなを獲る、育てる
    海洋資源が激減する中、“育てる漁業”としてその重要性が増している「養殖」学を中心に、漁業全般について学習します。さまざまな食用魚の飼育はもちろん、飼料開発から始めるブランド魚の育成にもチャレンジ。GPSや水中ドローンを使った最先端漁法についても学び、地元企業の協力のもと、実際の漁も体験します。
  2. 【調理・食品学】“食”としてのさかなを学ぶ
    獲れたさかなをさらに価値あるものにするのは「調理技術」。ここでは、魚種に合わせたさまざまな調理法を学び、天然魚と養殖魚の味の違い、飼料や育て方による養殖魚の味の違いを体感します。また、市場の仕組み、食卓に届くまでの流通、缶詰や練り物といった水産加工品など、食品ビジネス全般についても幅広く学習します。。
  3. 【観光・レジャー】さかなの魅力を体感、発信する
    堤防、河川、湖沼、さまざまなロケーションでの「釣り」を体験し、多彩な魚種や釣り具への理解を深めます。また、観賞魚の飼育や水槽レイアウト、水族館についても学習。「さかなという存在はなぜ、私たちの心を豊かにしてくれるのか」「これからの時代に、その魅力をさらにより良いカタチで発信するにはどうするべきか」について考察します。
  4. 【環境】ヒトとさかなの共生を目指す
    さかなの生態系や環境について、実地での研修を交えながら学習します。海に行き、森に行き、磯や川辺の水生生物を定期観測すると、今、生息環境に何が起こっているのかが見えてきます。豊かな生態系環境とはすなわち、ヒトにとっても豊かであるということ。さかなと私たちが持続的に共生するために何が必要かを考えます。

日本さかな専門学校HPはこちら

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