返信先: 魚卵について

#1748
fishpro
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 「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」によると「1日400 mgを目安にしたプリン体の摂取制限」が示されており、100 g中のプリン体の含有量はスジコ(イクラ)で15.7、カズノコで21.9 mgと極めて少ない部類に属し、タラコで120.7、明太子で159.3 mgという値です(参考資料1)。豚レバー(284.8 mg/100 g)やカツオ(211.4 mg/100 g)、イサキ白子(305.5 mg/100 g)など比較的含有量の高いものもありますが、100 g換算よりも実際に食べる量で考えることも大切です。魚類にもそれなりの量が含まれています(イサキ:149.3、マダイ:128.9、サワラ:139.3 mg/100 g)が、魚肉を大量の水で洗う水晒し工程がある水産練り製品ではプリン体の含有量が少なくなる(板かまぼこ:26.4、笹かまぼこ:47.8、焼きちくわ:47.7 mg/100 g)ことも分かっています。尿酸値が気になる方は練り製品という選択肢はいかがでしょうか。
 コレステロールに関しては、鶏卵(370 mg/100 g)や牛肉肩ロース(88 mg/100 g)と比べるとイクラで480 mg/100 g、たらこで350 mg/100 g(参考資料2)と少し多いように感じます。しかし、これらの値も100 g換算であるため、実際に食べる量を想像して判断することが大切です。卵を2個(約120 g)食べるよりも100 gの瓶詰めのイクラをすべて食べることの方が大変という考え方もあるのではないでしょうか。魚卵にはEPAやDHAなどの高度不飽和脂肪酸も豊富に含まれているため、適度に食べることは体にとっても良いことだと考えられます。

〈参考資料〉
  1)公益財団法人 痛風・尿酸財団HP.食品・飲料中のプリン体含有量.

  2)日本食品標準成分表2020年版(八訂)

  • この返信は1年、 3ヶ月前にosakanaが編集しました。